弦楽四重奏の真面目なイメージから飛び出すためにあらゆるジャンルを片っ端からアレンジして演奏すること、もうすぐ8年。
不思議な世界なんです弦カルって。
弦楽器のみだから周波数ビンビン、共鳴の快楽があるのです。それで弦楽器奏者ってちょっと変な人多いと思うから(みんなごめんね)、独特の空気感が流れる。
それで、世界的にみても所謂の名曲以外楽譜があまりない!作る人があまりいません。ポピュラーの弦楽四重奏は結構面白くなくて発展しないのです。音の多様性にかけたりリズムがなかったり。
それを打破しようとCHAKA String Quartetは馬の尻尾をゴシゴシ擦って頑張っているわけなんです。
私以外はほぼクラシックの世界でバリバリ演奏するメンバーですが、ずいぶんこちらに寄り添ってくれて、アンサンブル方式はクラシカルだけどバンドサウンドにもなるようにとあれこれ工夫しています。
趣味で弾く人や学生でも弾けるような楽曲を作る予定でしたがあまり時間もなく、プロでも難易度高めの楽曲ばかり増えてしまって、、その代わりやり甲斐はあります!
子供イベント向けに鬼滅、パプリカ、YOASHOBIからスーパーマリオもやってますが、クラシックの名曲を作曲者にはごめんなさいと思いながら斬新アレンジで演奏しています。
こちらCDを出した時の紹介映像。キューバの録音風景も後半にあります。
そしてコロナ禍で、クラシック界の巨匠ヴァイオリニスト豊嶋さんをゲストにお迎えしてしまった時のコンサート映像。
2年前のJZ Brat公演でのキューバのバラード名曲La Tarde。
すごくマニアックな話ですが、バンドで演奏する時ってカウントが出てグルーヴを共有しながらあっちこっち自由に散歩して作品作りしていく感じ。これが弦楽器になると、元々発音がくっきりしている楽器ではないから、トータルのグルーヴみたいなものが共有できたら最高、っていう感じかな。音の鳴りとか表現に寄り添っていくから美しい。
だから「これどうやって合わせてるんだろう?」みたいな瞬間がちらほら。
その辺りも含め楽しんでもらえたら嬉しいのです。
楽曲はきっと皆様ご存知の曲ばかり。
「こんな弦楽四重奏初めて♡」と言っていただくために楽譜とにらめっこ。
ぜひ新しい音の世界を経験しにいらしてくださいませ!
0コメント