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弦楽四重奏の真面目なイメージから飛び出すためにあらゆるジャンルを片っ端からアレンジして演奏すること、もうすぐ8年。

不思議な世界なんです弦カルって。

弦楽器のみだから周波数ビンビン、共鳴の快楽があるのです。それで弦楽器奏者ってちょっと変な人多いと思うから(みんなごめんね)、独特の空気感が流れる。


それで、世界的にみても所謂の名曲以外楽譜があまりない!作る人があまりいません。ポピュラーの弦楽四重奏は結構面白くなくて発展しないのです。音の多様性にかけたりリズムがなかったり。

それを打破しようとCHAKA String Quartetは馬の尻尾をゴシゴシ擦って頑張っているわけなんです。


私以外はほぼクラシックの世界でバリバリ演奏するメンバーですが、ずいぶんこちらに寄り添ってくれて、アンサンブル方式はクラシカルだけどバンドサウンドにもなるようにとあれこれ工夫しています。

趣味で弾く人や学生でも弾けるような楽曲を作る予定でしたがあまり時間もなく、プロでも難易度高めの楽曲ばかり増えてしまって、、その代わりやり甲斐はあります!


子供イベント向けに鬼滅、パプリカ、YOASHOBIからスーパーマリオもやってますが、クラシックの名曲を作曲者にはごめんなさいと思いながら斬新アレンジで演奏しています。

こちらCDを出した時の紹介映像。キューバの録音風景も後半にあります。


そしてコロナ禍で、クラシック界の巨匠ヴァイオリニスト豊嶋さんをゲストにお迎えしてしまった時のコンサート映像。


2年前のJZ Brat公演でのキューバのバラード名曲La Tarde。

すごくマニアックな話ですが、バンドで演奏する時ってカウントが出てグルーヴを共有しながらあっちこっち自由に散歩して作品作りしていく感じ。これが弦楽器になると、元々発音がくっきりしている楽器ではないから、トータルのグルーヴみたいなものが共有できたら最高、っていう感じかな。音の鳴りとか表現に寄り添っていくから美しい。


だから「これどうやって合わせてるんだろう?」みたいな瞬間がちらほら。


その辺りも含め楽しんでもらえたら嬉しいのです。

楽曲はきっと皆様ご存知の曲ばかり。

「こんな弦楽四重奏初めて♡」と言っていただくために楽譜とにらめっこ。

ぜひ新しい音の世界を経験しにいらしてくださいませ!

最近、制作に力を入れると作業始めたのも束の間、6歳分身ちゃんが学童拒否で。。何も進みません。

理由は「こんなのは夏休みではない」とのことです。確かに仰る通りです。


恵比寿Blue Note Place、夏の3Daysが大盛況にて終了しました。

年齢制限なしの日はゲゲゲの鬼太郎からディズニー、ブリンバンバンボンまで!それはもう大盛り上がり。お越しくださいました皆様ありがとうございます。

次回は10月26、27日となりました。ハロウィーンということで絶品カボチャのカクテルが再登場かも。ハロウィーンだからといって浮かれてるだけではありません!結構面白い曲がメキシコあたりにたくさんあるのです。

ぜひ、早めの予約をお勧めいたします。


★8月21日はブラジル音楽に強いお二人との初組み合わせ。

魅力あふれる7弦ギターの名手尾花毅さん、そしてもはや神ではと言われてしまうパーカッショニスト岡部洋一さん。絶対に美しいサウンドになること間違い無しです。オリジナルからブラジルなど中南米の名曲などなど。

ドキドキ。

★急遽決まったラテン変遷アラカルトリオは久々の横浜Sam's Bar。

このトリオは一度聞くと虜になる方も多い。パーカッションがないのにものすごいグルーヴ感。そりゃもう魔術師お二人がすごすぎて、私が持っていく迷惑な長ーい楽譜を瞬時のアレンジで七変化。ジェットコースターです!残席わずか。

8月19日(月)横浜Sam's Bar   open 18:30 / start 19:30

ミュージックチャージ 3,000円 テーブルチャージ500円

横浜市中区宮川町2-55 TKビルB1F


★そして9月は弦楽四重奏再び!

9月25日(水)CHAKA String Quartet at 六本木アルフィー

弦楽器としてはすごく新しいことをやっているのですが、そうは聞こえないかな。皆様のよく知る曲をアレンジして弦楽器の限界までチャレンジしようというコンセプト。先日はついにカシミールまで到着しました。ロックです!弦を鳴らしまくります!

★10月12日(土) Alfie Session "Happy Birthday Yoko&GENKI"

六本木アルフィーのYokoママと、我らがGENKIくんのお誕生日で毎年お祝いライブです。豪華メンバーでパワフルに盛り上げたいと思っています!

アルフィーの絶品モヒートはおすすめです♡


★そして病みつきになるからまたやってくれと評判の(!)このトリオ。

会話力が半端なくて異次元。毎回必死についていきますのこのお二人と。

11月28日(木)六本木アルフィー SAYAKA Session

with 瀬田創太pf, 大儀見元perc

時々ライブで、もっとバイオリン弾いてくれと言われます。踊って歌ってばかりいる場合じゃないだろう!と。

そんな方にはこの日をお勧めいたします!

皆様にお会いできるのを楽しみに、お待ちしております。

最近とある人が怒りにまみれてしまって、どうやって収めてあげようかと努力したけどあまりに理不尽でこちらも怒りが出てしまった。

修行不足よのう。


怒りや批判したい気持ちが出た時は要注意!

あと、若い人の意見が理解できなくなったらさらに要注意!


知識を積んだ大人には気付かない理由が絶対そこにはあるのだ。

積んできた知識なんてなんぼのもんじゃ、かもしれないのだ。

そんなこんな状況も我々みんなで作ってきたのだ。


自分の予想に反して子育てに翻弄されながら人生を噛み締めることになったけれど、こんなに育てにくいと思わなかった。周りにいる人がどう思っているか気にしすぎているからかもしれないけど、案外子供が嫌いだったりうるさいと思っている人が東京は多い。かく言う私も家がシャウトとアクロバットで息絶え絶えですけど。


少子化にお金をどうやって使えばいいのか国は今も多分わからなくて、こちらは大変ありがたいけれど商品券とかお金が時々振り込まれてくる。

というか!ていうか!その前に、産む前に子供を産むのが楽しみというイメージが湧かない人は沢山いるのだ。結婚だってなんでだ?って思う人が増える理由もある。子供産んで遊べる箇所が少ない、公園でも制限が多い、公共機関で移動中に困っても助けてくれない人が沢山いる。みんな疲れてて知らない人になんかしてあげようなんて余裕がない。子供から挨拶されてもスルーする。

困ってたらちょっと話してみるとか手を貸すとか席を譲る、ができないのだ。どうしても様子を見てしまう国民性。東京民性?


子供産んで料理作って家で頑張ってとか偉そうに言う人は、携帯捨ててちょんまげにすればいいのだ。

言われなくてもやれるだけみんなやってんだ。


街での子供への嫌がらせや保育園申請のシステムとか本当に理不尽だなと思うことは近隣区長にメール差し上げてきたけどもちろん変わることなんてない。

働く親が会社の人にこれ以上面倒かけたくないと、仕事と子供関連行事との折り合いをつけるのに必死。それでも可愛い我が子のためにみんな頑張る。


学生の頃だったか、テレビで政治家のお爺さんが「この問題は戦国時代のあの戦いの如く、、こうやってこうすべきで」って言っているのが聞こえて、言い方が俳優みたいで「あ、歴史好きで浸ってるだけ?問題を解決しようとは思ってない?」と虚無感を感じたことがある。

こんな問題があるからこうしてみよう、ってその場で考えて知識の中から絞り出して一つ一つ潰してみて、その策がちょっと間違っていたら軌道修正すぐできる人がいれば、多少間違って批判があっても立ち直れるはず。


忖度ジャパンはもうしばらく続くのだ!


人の前に出て芸術に携わっていると、不特定多数の方が純粋に表現を楽しんでくださり少しでも豊かな気持ちや想像力が膨らんで元気になってもらう瞬間に遭遇できる。

同時に、音楽が何かの革命に役に立つこともあって、世界中でたくさんの芸術家が戦ってきたけどそれは安易にはできない。

変えたいことがあるならば、批判してそこに浸るんじゃなくて建設的にできることからすぐ作業すればいいよね。と再度自分に言い聞かせ。

ガス抜きは必要だけど怒ってる場合ではなかった。


ぜんぜん関係ないけど個人的には歯医者にかかるお金が高過ぎ、に怒りです。

お子様のためなら、という強い言葉でポーンと福澤さんや渋沢さんが飛んでゆく〜涙

現代人の骨格の変化にまで国が対応、してくれる日は来るのかー!!

こなさそうだな。


昨夜、音楽仲間と共にかせっちの穏やかに眠るお顔を拝見したら、そんな怒りもちっちゃく見えるもんだね。

みんな後でまた会えるからね、って。


いつぞや辛いことがあったとき、とある方に「悲劇のヒロインみたいになってるけど、この世の愛がもしかしたら偽善かもしれなくて、自分しかない、って思ってみたら」と言われたら何かが軽くなって、色々あるけど前向きに生きようと思えました。人生儚いって言葉もあるけど、そんなこともあるもんだよね。


先日久々にオリジナル曲を書いて、思いの外好評で嬉しくなっちゃって制作意欲がムクムクと。夏に向けて楽しみなイベントが待っていますが、六本木アルフィーでお届けする7月のMojito Partyでは、こんな写真をスライドで流そうかなと思っています。

すごく素敵な写真がいっぱいあって、見てるだけで楽しくなってくるので。

白い砂浜、ゴージャスなホテルが並ぶバラデロの海。

キューバといえばアメ車。こちらめちゃくちゃ綺麗でした。

観光用のアメ車はこちら。

ハバナのアフロキューバンのライブは炎天下の昼間から!これが盛り上がること。

そしてSonはやはりサンティアゴ。サルサとの違いが面白くて何とも心地よい。

キューバ国内外で大人気のカンポさんが作るパーカッション工場。バイオリンが置いてあって、一緒にセッションしました。

素敵な歌なんです。もちろん生音。

サンティアゴ・デ・クーバにハマるとハバナに興味がなくなる人も居るほど!

(気持ちはアタシもすーんごくわかる!けどハバナも知ると楽しいよ)

それでも素敵なサンティアゴ。

そして!これが本当のキューバンサンド!東京でもちょっと流行ったりしてるけど、実際はこんな感じ(美味しいよ)。

これこれ!鳥と黒豆煮込み。ここのは飽きず美味しい。今もご健在、伝説歌手Omaraさんに連れて行ってもらってご馳走になったこともあるなあ。El Aljibe。

モヒート発祥の店ボデギータ・デル・メディオ。

おまけ。

旧市街の有名なスタジオ、エグレムで師匠とコーラスを録音している私。

そんなことで、キューバに行ってみたくなる写真が沢山。

いつ行けるかな、、、


Mojito Partyライブは7月24日(水)19:15から。

8月の恵比寿Blue Note Placeはなんと3日間!日月はお子様歓迎デーです。

https://www.bluenoteplace.jp/live/sayakas-cuban-project-feat-carlos-cespedes-240810/


YouTubeアカウントも少しリニューアルされました。

これからバイオリンの楽しい動画を定期的にアップする予定です♡

ぜひ覗いてみてくださいませ。

https://www.youtube.com/@sayakaviolin

キューバに1年滞在して以来夏が好きになりました。

紫外線も考えず炎天下永遠と歩いたツケは回ってきますが、、思い出が沢山。1、2時間歩いたけど約束してた人に会えなかったりとか全身汗だくになるまで踊ったこととか。


やっと楽曲制作に漕ぎ着けて、今月末には1曲披露できそうな予感。

やっててめちゃくちゃ楽しい!とかこれ絶対みんな喜んでくれそう、ってものから優先してやっていくのが本当は1番近道なんだろうけど、そのあたりは下手くそであれこれやってしまって集中できない。

でもどうやって生きていこうかとか思うと、流されながらでもいいのかもしれない。東京にずっといる必要もないだろうし。

今は仲間も沢山いるし、新たな出会いも素敵だし結構楽しくやっているので引き続き音楽していきたい。


6月15日、16日のBlue Note Placeも盛況にて終了。日曜日は今までで一番沢山子供が来てくれて異様な盛り上がり!ステージに来る子やソファで飛び跳ねる子、大人の顔も緩んでいて何とも良い夜でした。ゲゲゲの鬼太郎のキューバンブルース?アレンジが大ウケでした。                                             

8月10日から3日間、再び恵比寿Blue Note Placeです。日曜日と月祝はまたファミリー歓迎の日となります。


そして恒例の六本木アルフィーライブ。

★6月29日(土)

奇才ピアニスト瀬田くん、音のコミュ力が神です。

一緒に弾いていると自分が別人のように感じます。そしてチェロが入るので、今回も難曲にチャレンジ。ヴィヴァルディ、ラヴェル、ピアソラあたり。音楽が本当に好きな方にはたまらんサウンドになると思います。

★7月24日(水) 毎年やってますモヒートパーティー!

アルフィーのモヒート美味しいです。豪華5人編成でダンサブルなラインナップです。

★8月21日(水)

こちら初組み合わせ。7弦ギターの名手、ブラジル音楽を愛してやまない尾花さん、そしてこの方も先日ミュージシャンに神呼ばわりされておりました岡部さん。

繊細かつグルーヴィーなサウンドになりそうです。

★9月25日(水)

弦楽四重奏再び!CHAKA String Quartet公演。

どれもとってもおすすめです。

19:15から約一時間半。

楽器の生の音も聴こえます。

ジャズの老舗ですが堅苦しいことはないので気軽にいらしてもらえたらと思います!

そうなんです、これが中々難しくて。

元々こまめにあれこれアップロードできる人ではないのですが、分身ちゃんこと一人娘が小学生となり、ますます時間が取れなくなりました。

やっぱり活動してます、っていうのを発信していくことも割と大事なので、少しずつ頭を整理している最中です。


昨年の年末から新しい出会いのお仕事が増えたりして創作に集中できない状態でした。それはそれで有難いし経験としてもとっても面白くて幸せな時間を過ごしています。

名プロデューサー、ピアニストのクリヤ・マコトさんらと石丸幹二さんのショーに参加。メンバー皆様本当に素晴らしくて貴重な経験でした。

そしてTUBEのスーパーギタリスト、春畑さんのビルボード公演!こちらも作り込んで、自由に弾かせてもらってそれはそれは楽しくて。


いらっしゃるゲストもみんな豪華!布袋さんも来てましたよ。

そして定期的に出演させていただいています、恵比寿ブルーノートプレイス。SAYAKA's Cuban Projectという冠でやっていますが、ラテンポップ中心で往年の名曲だけに頼らず楽しいラインナップを毎回用意しています!

久々に鈴木京香さんら俳優さんがきてくれたり、0歳児もきてくれたり。ちびピアノも出てきたりして盛り上がっています。

もちろん毎月の六本木アルフィーもモチロン!盛り上がっております!!

私のホーム的な大事な場所なのです。


そして現在は、とある計画に心ウキウキさせているのです。

時間はかかると思いますが、素敵な縁がある奄美大島に通っております。

ご報告できるのは少し先と思いますが。

漠然と、日本はどうなっていくかな、私たちもどうやって生きていくのかなと考えた時に、悲観的な情報に夢を全く感じないような気分にもなるのですが、正解はわからないし、でも夢中になれることなら最大限の努力ができる、という信念でもって少しでも前へ進めたらと思っています。

ミュージシャンという職業って、、、大変だ!!!

今更ですけど。


さてー!創作意欲もぼちぼち出てきてるし、頑張るぞっ

皆様も音色確かめにライブに訪れてみてくださいませ♡


5月のアルフィーはキャンセル待ち。6月はバイオリンしっかり弾きます。7月はMojito Party!の予定です。

え!今年が終わる!?

ってみんな一度は呟く秋となりました。

今年一年は、もっと創作とか家のこととか自分のやりたい事とかアレコレ立て直す予定だったんですけど、有難いことに色々お声がけいただいて、プレーヤーとして試される機会もまだまだあるのだ、もっと上手になりたいと沢山の気づきを与えていただきました。

来年はどーするんだ。

来年も楽しい企画があったりでなんだかんだ忙しくなりそうだけど、これからのライフワーク「子供も大人もワクワクの生音を」を目指して創作、公演を実現していきます。


年末までのライブ活動は数は多くないけれどどれもとっても楽しそう。そして準備にも追われそう。なんだかんだ言ってやっぱりライブは楽しい!仲間との音の会話と、お客様のエネルギーと新しい出会い。

アレコレあるので選んでぜひワクワクしにいらしてくださいませ!!

待っています!


◆◇10月◆◇◆



★21日は六本木アルフィーですが私が大事に創り上げてきた弦楽四重奏!バンドサウンドなアレンジとびっくりするほど繊細なアンサンブルを、弦の振動と共に楽しんでいただきます!


★28&29日は恒例となってます、恵比寿ガーデンプレイス内のBlue Note Placeのワールドミュージックイベント。ハロウィンということもあって賑やかになりそう。中身はいつも通り、カルロスとベースのHaruくんがいるのでキューバの美味しいところたっぷり。

ミュージックチャージがないので飲食も楽しんでいただけます!

ちなみに日曜日は18:30スタートと早目で、年齢制限なしです。ご家族でも是非。


◆◇◆11月◆◇◆

15日、ひっさびさ下北沢ボデギータにてCHAKALAです。結成20周年のライブ、やっちゃいます。六本木時代のボデギータで生まれたバンドが帰ってきます。はっちゃけますのでご覚悟のほど。


★29日はいつもかなり好評のセッション。鬼才ピアニスト瀬田創太、美しい歌心、唯一無二のパーカッション大儀見元、のトリオ。一度体験していただきたい、ただひたすらそれだけ。


◆◇◆12月◆◇◆

★22日はキーストーンクラブ東京にて、キューバンクラシックDANZON夜会。うっとりするほど優雅でグルーヴィーなサウンド。大好評だった昨年の第1回に続き今年も。

★同じラテン変遷メンバーで23日に岩槻ジャズイベントに出演!

★26日はいつもアルフィーでバースデー企画。

今回はTRiiiCO Cuban Projectの3人にもうこれ以上知り尽くしてる人はいないという最強のお二人を迎えて。絶大なる安心感の中、多分とっても楽しいことになります。



というわけで、他にもちょこちょこ出没していますが、楽しくやっておりますので是非覗いてくださいませ!!

2009年に、乃木坂ソニースタジオの設計、マイルスデイビスら巨匠たちと作品を作り続けてきた名プロデューサー伊藤八十八さんのもとメジャーデビューさせていただいたSAYAKA y su Palma HabaneraのCD。特別な仕様の録音で1枚目はプレミア付きで手元に数枚、2枚目は私のゆっくりな活動と共に売り続けてさて再注文、と思ったらついにもうないらしい。再度作るにも同じ仕様では作れないそうで。そっか〜。

この2枚は今では考えられないほどゴージャスな仕様で、撮影はなんと写真界の超巨匠「操上和美」様。ご縁あってお腹が大きい時に写真を撮っていただいたことも。


再販するかどうか悩ましいところではあります。八十八さんがどうやったらCDを最高の音質で聴けるかと熱く語りお仕事されていたのを見ていましたが、CDプレーヤ持っていない人も増えまして、ダウンロードしたもの、CDまたはレコード。その差を楽しめる人がどれだけいるのかな、と。


3枚目はもう少しあります。サウンドはバンド的にも充実して結構面白い内容です。

またパルマ時代の楽曲も少し掘り出してみようかなと思っています。

さて暑くなってまいりました!

夏には原宿クロコダイル名物イベント「サルサ動物園」も一度、と思っていましたがとにかく企画する余裕がなく。

でも楽しいライブがありますのでご紹介します。


まずは沖縄。

自分たちの大地の音楽をセンスよくチャンプルーしちゃう彼らの音楽は本当にすごい!同士である太郎ちゃんは本当に尊敬します。7月7&8日の2日間お世話になります。

そして奄美へ。今後もどんどん縁が広がりそうな美しき奄美大島。GENKIくんは奄美の血が流れています。羨ましいことです。

ミュージシャンに愛されるライブハウスMayascoさんにて。

そして恵比寿ガーデンプレイスのBlue Note Place公演、今月は新進気鋭、全国で大活躍のピアニスト曽根麻央くんとコラボです。カルロスがドキドキしちゃいそうです!

https://www.bluenoteplace.jp/live/mao-sone-230715/

ホームの六本木アルフィー!

TRiiiCO Cuban Projectを一番ゆったり楽しめる一夜です!!

こちらは8月ですが、こんなライブも企画しています。

想像を絶するアンサンブルになりそうです。

また8月のBlue Note Placeは特別企画で8月11日から13日の3日間!

今回はなんと子供もOKという大盤振る舞い。これは中々面白いことになりそうです。Blue Note系列がこういうことをやってくれると本当に嬉しいというか、有難いですね。未来のアーティストが育っていくかもしれません。内容は通常通り、でも色々楽しい仕掛けをして大人も子供も楽しめるステージに、と企んでいます。


それでは、ぜひ生音を楽しみにいらしてくださいませ!

エジプト出身の大人気歌手Mohamed Mounirさんのサウジアラビア公演にゲスト出演してまいりました。

俳優さんでもあり、彼の歌はエジプトだけではなく有名で皆で大合唱になる公演でした。

なぜこうなったのかと言いますと。

2005年頃、ギリシャ出身アメリカで活躍するYanniというキーボード奏者の世界ツアーに参加しておりました。日本以外では結構有名な方で、元々ロックな感じの方でしたがワールドミュージックの美味しいところをアレンジしてピラミッドの前で演奏したり、割合と美しくてロマンチックなメロディーを大事にするところが人気の一つではないかと思います。

クラシックと即興がいけるヴァイオリニストを世界中探していたそうで、なんと私に白羽の矢が!その当時キューバに滞在していましたが、日本で知り合ったドラムのJoel Taylorさんから「さやか、マイアミにオーディション受けに行ってくれ」と連絡がありそのままWest Palm Beachに。元マイケルジャクソンさんのお家の何軒か先のお家で、それはそれはものすごい豪邸!Yanni様と一緒にセッション後お寿司をご馳走になり帰国しました。

まあそんなことでYanniツアーに参加しました。私の前に演奏していたヴァイオリニストKaren Briggsさんが偉大だったため皆様不安もあったと思いますが何とか勤め上げました。


このYanniツアーでの出来事は面白すぎて、バンドが総勢20名以上、ミュージシャンだけで3台のベッド付きのバスで移動していました。新参者の私はパソコンに強い人が乗ってるコンピューターバスに乗車を希望しましたが、いざ初日を終えてバスへ向かうと「SAYAKA, Sorry、空きがなくて君はCrazy Busだ」と言われました。

そこにはロシア、アルメニア、パラグアイ、アメリカ出身の、バンド内で最も濃い人たちが乗っていて、夜な夜なウォッカを飲んでは窓から発狂する人がいました。そこにポツーンと入ってしまいましたが、旅の最後の方では、私が共有スペースで狂ったようにサルサを流し続けるのでみんな大人しく寝たり引き下がっていたような記憶。。。


今回そのバス仲間のハープ奏者Victorから連絡があり来てくれないかと。当時のヴァイオリンの相棒Samvelもいるよと。

「え?10日後?何を弾くの?誰と?」と質問だらけだけどVictorもわかっていなかった為、とりあえず家族と相談し旅の準備だけ整えて。パスポート更新もビザもギリギリで、結局確実に行けることがわかったのが出発の前日。


サウジ、ええと宗教観、食事、ネット環境などなど急いで最低限調べて準備したけど子供のことも気になるし島根公演の直後で疲れていたのもあってか忘れ物だらけ!

冷静な旦那のお陰で何とか空港に辿り着き、現地は巡礼の時期なのでどうのこうの、と航空会社スタッフから説明があったりして更に混乱のまま出発。今後もお世話になる予定の事務所の方に「政府ビザだし大丈夫、ところで空港に着いたらカメラが入るからね」と言われてびっくり。

中東界隈でもYanniは人気で私が弾いているDVDはみんな持っている、という話を聞いたことはあったけど、今でもそれが残っているとは。。

実際空港に着くと、ネームカードを持った方に誘導されてVIP用の入国審査室へ、その後サロンで待機。疲れでひきつりながらもカメラに笑ってホテルで旧友と感動の再会!

そこからは睡眠もそこそこにリハーサル、インタビューなど長時間。待ち時間も長くてCrazy Bus仲間とあれこれ思い出話。みんな何にも変わってない!あの国境越えた時の酷かったの覚えてる?とか呑みすぎてはダメだと言われただの何だの。私は空き日には地元のサルサクラブに女子を誘って行ったりしてたなあと思い出したり。


コンサート前日夜にやっと何を弾くのかが見えてきて、メインの歌手様ともお会いできて(柔らかいオーラのとても素敵な方だった!)楽曲も素敵でやっと安心。共演のオーケストラはサウジ以外の国の人が殆どで、スペインやウクライナからも。弦楽器奏者を中心にみんな写真を撮りにきてくれて、何だか改めてYanni様に感謝の気持ちが溢れました。

睡眠は全くダメだったけど美味しいご飯とフカフカのベッドで何とか体調もキープ。野菜の調理方法が豊かで味付けも優しくてたまらなかった!

そしていざ本番!

私がステージに出て行った時もそうだったけど、本番前のコンサート紹介ビデオでのインタビュー動画が流れたら「ワーッ」と歓声が。何年も見てなかったSAYAKAが出てきた!みたいな感じでした。ありがたや、ほんとに。

緊張しないタイプなので楽しみましたが全てが急だったこともあり楽曲の把握度が低くて、もっとメロディーとかも一緒に弾きたかったなあと。

音楽的にはあらゆるものが混ざっていたので逆に対応できましたが、アラブ音楽は本当に本当に奥が深くて、日本人の想像を遥かに超える複雑かつ魅力的なもの。私は色々ほんとに無知ですが、知らないって時々恐ろしいなって思います。


サウジアラビアは、日本人的には恐らく限られた一部分しかイメージできないと思いますが、実際に行ってみて短い時間だけど人に触れてみると、宗教観も大きく影響していると思いますが人へのリスペクトが会話や人から滲み出ていて「恐れ入ります」っていう言葉が心の中でずっとループしている感じでした。

街も綺麗でご飯が美味しくて。時間があまりに限られていて個人的に大好きなローカルの世界をあまり覗けなかったのが残念ですがとても心地よい時間を過ごしました。


もっとビックリするような出来事もありますが文章に残しにくい内容なのでライブでも少し紹介できたらなと思っています。


日本ではワールドミュージックってちょっと言い過ぎると軽視されがち?な感じが若干。一番人気はやっぱりポップス?ロック?クラシックも聞く人は減ってるかもだけどちょっと偉そうだし(私は大好きだよ)、ジャズもなんかもほんの若干に偉そう(私は尊敬してるよ)。ワールドミュージックの良いところは自分の素晴らしさよりどちらかというと共有や受け入れが強いようなイメージがあります。メソードにハマって人の音を聞かなくなりやすい傾向もあるかもしれないけど。


また旅に出る可能性もありそうという事で、今の私には時間が限られているし大したことは出来ませんが、ワールドミュージック万歳!で引き続き笑顔になっちゃうサウンドを楽しい仲間と共にキープできたらと思っています。



今年早々1月に奄美大島公演が実現しました!

何とも魅力的な奄美大島。

今までは名瀬のライブハウスASIVIやMAYASCOにて演奏してきましたが、今回念願叶ってGENKIくんのルーツである笠利町にて我々TRiiiCO Cuban Project 公演 at まーぐん音楽祭が実現しました。

葉山の素敵なレストランGazeboを経営する中高の同級生キドコが、奄美の地域活性のために惜しみない愛を捧げる伝泊の山下さんに繋いでくれて今回の公演が実現しました。

なんたる宿のセンス!

空き家となった古い家屋の美しい佇まいを活かした最低限の改装から、ビーチフロントの溜息が出てしまう宿まで。

伝泊ぜひ泊まってみて!

https://den-paku.com/


思いの外コロナが長引いて、地元の方がいらしてくださるか不安でしたが蓋を開けたら沢山のお客様。

数少ない男性の唄者で今や引っ張りだこの前山真吾さんとの二度目のコラボ。行きゅんにゃ加那節や豊年節など奄美のズキューンと胸にくる歌をご一緒しました。勿論カルロスのゴキゲンな歌とGENKIくんのアドリブ力満載なダンスも。

マスクをしていても皆さんのハッピーオーラがバシバシ伝わってきて、最後は六調で踊ってくれてこちらも感極まってしまいました。

次の日は笠利小学校にて2時限目に演奏。

大人が音楽や踊りを楽しむ姿を見てるから反応の良さたるや半端なし!先生が率先してサルサ踊るわ、ヨルバ語歌ってくれるは、そしてみんなパーカッションに釘付け。

ほんと、マスクはどーにかならんもんかねえ。

新聞2社いらして頂いてしっかり記事にもなりました!

最後はサルサのご縁のひかるちゃんのカメハウスにお世話になり美しい海を満喫。

今年の夏にまた戻ります。

ゆるゆるツアー組むかもしれません。日本に沢山ある美しい島を皆様にも楽しんでいただきたい想いです!

日本のロックの聖地、原宿クロコダイルがコロナ禍で閉店の危機!と聞いてオーナー西さんと共に企画したライブイベントサルサ動物園。

2年弱で、演奏料に関係なく集まってくれたミュージシャン総勢40名以上!

サルサというダンス音楽は基本的にはリハーサルが必要だし、セッションでやるような音楽ではないのですがメンバーの事前準備と当日の集中力によって何とか10回、公演を実施できました。

想像以上の豪華メンバーが揃い、猛獣だらけの動物園!?でしたが、とにかく笑顔が沢山、楽しすぎました。ピアニストが最大五人ほど揃った日もありました。

継続したい気持ちは山々ですが、育児に追われる私個人の時間がとても限られていて物理的に難しくなりました。一度休園とし、年に1度は最低でも開催したいと思っています。


当初はコロナに関する報道も激しくて、「もっと遊びたいのに先生に怒られるから早く終わりにして帰らなきゃ!」と、子供になったような気持ちで開催していました。主催者としての責任感もあり様子を見ながら開催していましたが、「このライブで精神的に助けられた」「継続して続けてくれて自分も前向きになれた」などお客様やメンバーから声をかけて頂いて、正解はないけれど継続できて本当に良かったと思っております。

基礎疾患がある家族と一緒で保育園児があらゆる病気を持ち込み、コロナを怖いと思う暇が全くありませんでしたが(胃腸炎ほど辛いものはなかった!)、もしテレワークでコミュニケーションが減り、テレビを観る生活が続いたら目に見えないところで精神的に負担がかかってしまう可能性があるだろうなと。


そんな中会場に足を運んでいただいた方々、配信で多大なる応援をしてくださった方々、そして手作り配信に協力していただいたスタッフの方へも心から感謝いたします!お店には会場使用料を毎回渡すことができました。この状況下では焼け石に水なのかもしれませんが、お店の方から感謝の言葉を数え切れないほどいただいております。


この場をお借りして皆様にお礼申し上げます。


クロコダイルでは年内、別の形でライブを開催予定です。

ぜひ、次回のサルサ動物園開催が決まりましたらまた会場へお越しいただければ嬉しいです!

2021年はなんとも多くの愛やエールに支えられ、そして音楽が無力なのでは?と思わされるような出来事がたくさんある複雑な年となりました。

今年も新年早々振り回されておりますが、損失覚悟にも慣れてくるというこのミュージシャンならではの諦め方?これでいいのだ?ろうか?

昨年は数字とばかり睨めっこして本当に辛い時期もありましたがその甲斐あって多くの助けを得ました。そして今年は音符とばかり向き合う時間が増えてきて。

なんたるこの幸せ感!!


最近音楽仲間と、日本独特のグルーヴの弱さみたいな話になる事が何度かありました。特にダンスミュージックとなると確かに本場のそれは力強くて、生きるための力であったりファミリーから引き継いだ血であったり。なんというか根本から違うというか。


私も留学したての頃はまずそのグルーヴだ、と多少の無茶をしながら入り込んでいきました。でもやればやるほど、「自分の音は?」と問いかけられるようで何度となく恥ずかしいような悔しいような思いをしました。


今日本で、あらゆるタイプの音楽を演奏していると、その時の自分が精一杯できる事をコミュニケーションしながら、他の人の音やほんの僅かな信号を受け取りながらキラキラした音にして鳴らすのがとても大事というか楽しい。

ホンモノ?をやりたいならば現地に行ってずっと演奏すればいい。

でも仲間と音を生み出したかったら、固定観念、できればプライドやコンプレックスから解放されてその時にしか流れない音を楽しまないと。


だから本物という言葉は芸術には必要ない気がする、この頃。

もうそんなこと言ってたらどんどん素敵な音が逃げていってしまう。


毎日時間は限られているけれど、今年はもう少し楽器と向き合えてもっともっと仲間の音に反応できるようになりたい!そういう人と出会いたい!


ということで今年もどうぞよろしくお願いいたします。