年に1度は欠かさない北海道の旅!行ってきました!8泊9日の雪の旅。
マンハッタンジャズクインテットのDavid Matthewsさんと札幌ジャズアンビシャスとの共演は柔らかいピアノとあたたかいメンバー皆様の音に包まれて幸せな時間でした。
久々にジャズスタンダードを弾いて、バレエダンサーの方々とも共演しました。
コーチャンフォーのレストランでのディナーショーでは、カルロス&GENKIとともに参加。探り合うリハーサルから気持ちよく混ざり合う本番へ。このハラハラ感がたまらないのです。
ベースの柳さんの歌心たっぷりの音でしっかり支えて頂き、マシューズさんの踊るような音。一瞬NYが見えたような気持ちになりました。
札幌を離れてルスツとニセコでも演奏してきました。こちらは海外からのスキー客が殆どですから(私たちもすっかり最高のパウダースノーを楽しみましたけどっ)、お客様の様子を伺いながらの選曲。時々本当にじっくり、どんな曲でも楽しんで聞いてくれる神のような方がいらっしゃるのですが、まあどうしても割合と有名な激しめの曲(爆)が無難だねという感じで、ジプシーキングス風とレゲトンというループの旅に、、、
戻った札幌の最終日は狸小路6丁目の日本酒が楽しめるお店、無茶法にてライブ。ここぞとばかりに演奏したい曲をたっぷりと弾いて、20席限定でしたので本当に音楽が好きな方ばかりに囲まれてそれはそれは濃い時間を過ごしました。
北海道には驚くほど中国からの観光客が訪れていまして、日本全国初期にコントロールしていたらこんなにコンサートのキャンセルが広がらずに済んだだろうにと、文化系の力なさに固唾を吞む日々。
そんな訳で冬の北海道をたっぷり満喫して戻ってきたのですが、その前は盛岡にやはり8泊、こちらも長い旅をしてきたのでした。
学校文化芸術鑑賞会、盛岡のKAYOKOフラメンコスタジオに仲間が集まって子供達のためにパフォーマンスをしてきました。
まずバルセロナ在住の踊り手、中田佳代子氏のエネルギーが半端ありませんので、もうそれはついていきたくなるのですが、フラメンコという踊りと音楽自体にもパワーがありますので、子供達の反応が本当に早い!あくまで私の感覚ですが、日本人は最初からドンとエネルギーを前に出すより様子を見ながら出していくような感覚があって、いきなりエネルギーをぶつけられてもびっくりしてしまう人もいると思うのですが、ほとんどの子供はちゃんとエネルギーの交換をしてくる!そしてその反応の速さは養護学校の子供達がピカイチ。あまりに自由で敏感な感性にもう感服、笑いと涙でステージの間心がワクワクしました。
津波の被災地にはたくさんの人が公演などで訪れていると思います、私も演奏しにいく機会がありましたが、踊りっていいなと改めて思いました。芸術でもあるけれどとても直接的で訴える力が強い。
素晴らしい公演に参加できたことを嬉しく思います。
全国的に学校公演が行われて、国、自治体または一般企業など主催者によって様々なケースがありますが、子供達の芸術に触れる時間が本当に必要だと思うならば、国こそこういった事業に予算を出して文化を育てるべきだと思います。
私が経験した出産から子育て、今回のウィルス騒動からも、芸術は二の次どころか「好きなことやってるんでしょ、自分たちでやって」という国の姿勢を感じてしまいます。そしていざ文化事業となるとボランティア要員として使う。どれだけの努力と時間とお金を注ぎ込んできたのかご存じなのだろうか。そりゃ文化の育たない国になりますよね。日本国内にいるとまあまあ楽しいことも見つけられるし、個人で新しいアートを創り出している人はたくさんいる。でも一歩外に出ると、ああ日本は本当にゆっくりというか昔のままというか、、
それでも仲間はいっぱいいるし、積み重ねてきた努力を大事にしながら楽しいことを作って行くのだ!
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